皆さん、こんにちはショウキです!
今回は、2006年から2007年にかけて放送され、多くの特撮ファンを魅了した平成仮面ライダーシリーズ第7作、『仮面ライダーカブト』をご紹介します。
つい先日、東映公式のYouTubeにてカブトの配信が最終回を視聴しました。
実はカブトTV版をちゃんと観てなかったので、全話コンプリートして改めて作品の感想なんかも少し書きたいと思います😊
今回の記事の内容はこんな感じ
- 仮面ライダーカブトとは?
- 作品の感想
- 今後の展開は?
それではいってみましょう✨
※この記事は仮面ライダーカブトのネタバレがありますので未視聴の方はご注意を
『仮面ライダーカブト』
『仮面ライダーカブト』は2006年から2007年に放送された平成仮面ライダーシリーズ第7作の仮面ライダーで、生誕35周年記念番組として制作された本作は「最強の仮面ライダー」をコンセプトに掲げ、「天の道を往き、総てを司る!」「俺が正義」というキャッチコピーと共に、その名を刻みました。
昭和仮面ライダーシリーズの原点に立ち返るかのように、昆虫モチーフのヒーローや「変身!」の掛け声、バイクの活用、キック技を必殺技とすることなど、伝統的な要素を復活させました。一方で、一般人の姿を持つ敵や組織化されたヒーロー、ライダー装着者の交代劇といった平成仮面ライダーシリーズの要素も盛り込まれ、「原点回帰ではなく、仮面ライダーの限界・頂点に挑む」という挑戦的な制作コンセプトが貫かれています。
あらすじ
西暦1999年10月19日、地球に飛来し日本・シブヤに落下した巨大隕石によりその周辺地域は壊滅した。そして7年後の西暦2006年、人間を殺害しその人間に擬態する宇宙生命体・ワームが出現。ワームに対抗するため、人類は秘密組織ZECTを結成し、ワームに対抗するためマスクドライダーシステムを開発した。そんなある日、ZECTの見習い隊員・加賀美新は、自らを「天の道を往き、総てを司る男」と称する妙な男・天道総司と出会う。そのころワームが出没し、追い詰められていくZECT隊員たちを見た加賀美はライダーになって戦うことを決意する。しかしカブトゼクターは加賀美ではなく、天道の手中に納まった。天道はなぜか持っていたライダーベルトにカブトゼクターをセットして変身、仮面ライダーカブトとなり戦うのであった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
物語の始まりは、1999年の渋谷に落下した巨大隕石から7年後の2006年。隕石と共に地球に飛来した宇宙生命体「ワーム」の脅威に人類が直面する中、秘密組織ZECT(ゼクト)が対抗手段として「マスクドライダーシステム」を開発します。このシステムは、超高速戦闘を可能にする「クロックアップ」を最大の特徴としています。
クロックアップ
『カブト』を象徴する「クロックアップ」は、成虫のワームや仮面ライダーカブトを含むマスクドライダーたちが発動できる超高速移動能力です。一度発動すると、一定時間、常人には目視できないほどの高速で行動が可能になり、ワームに対抗するためにはライダーもこの能力を持つことが必須となります。成虫のワームは予備動作なしに発動しますが、仮面ライダーはライダーフォームに変身後、腰部に設置されたスラップスイッチまたはトレーススイッチを操作して発動します。
この高速移動は、過去のライダー作品にも見られましたが、『カブト』が大きく異なるのは、過去作で「必殺技としての高速移動」が設定されていたのに対し、本作のクロックアップは敵味方双方が不可視かつ高速で動くことにより、「常人には入り込めない世界」を作り出す点に主眼が置かれていることです。プロデューサーの白倉伸一郎氏は、「気付いていないだけで、実は自分のすぐそばで仮面ライダーが戦っているかもしれない」という感覚を出したかったと語っています。
さらに、「クロックアップ」を超越した「ハイパークロックアップ」も存在します。これは装着したハイパーゼクターの本体部にあるスラップスイッチを押すことで発動し、クロックアップした対象がスローモーションに見えるほどの超高速移動を可能にし、完璧に使いこなせば過去や未来への時間移動すら可能になります。しかし、この超高速の戦闘には、ワームの幹部であるカッシスワームの「フリーズ」という事実上時間を止める能力が立ちはだかることもありました。
ワーム
深淵なる敵「ワーム」と、その裏に潜む「ネイティブ」 ワームは、人間を殺害し、その記憶や精神性まで含めて完璧に擬態する能力(ドッペルゲンガー能力)を持ちます。これにより、日常の中に潜伏し、いつ自分が、あるいは身近な人がワームと入れ替わっているか分からないという、サスペンス要素が色濃く描かれました。物語が進むにつれて、ワームの擬態を特定することが困難になるなど、より巧妙な設定が追加されています。
そして、物語に深みを与えるのが、35年前に隕石と共に地球に飛来したもう一つの宇宙生命体「ネイティブ」の存在です。彼らはワームとは敵対関係にあり、人類と手を組んでZECTを結成し、マスクドライダーシステム開発に協力しますが、その真の目的は、ワームを一掃した後に人類を自分たちの同族に変異させ、地球を支配することでした。主人公・天道総司の実の妹である日下部ひよりが、実はネイティブに擬態された日下部夫妻から生まれた存在であり、天道とひよりが兄妹であるという衝撃の事実も明かされます。
登場人物
個性的すぎるライダーたちと、その哲学 物語の主人公は、天道総司(演:水嶋ヒロ)。彼は「天の道を往き、総てを司る男」を自称する自己中心的な完璧超人であり、カブトゼクターに選ばれ仮面ライダーカブトとしてワームと戦います。彼のコピーである擬態天道(仮面ライダーダークカブト)の登場は、「ホンモノVSニセモノ」「光VS影」という作品の大きなテーマを象徴しています。
ZECTの見習い隊員である加賀美新(演:佐藤祐基)仮面ライダーザビー(矢車想、影山瞬らが変身者を変える独特な設定)、自由を愛するメイクアップアーティストの風間大介(演:加藤和樹)、貴族の末裔である神代剣(演:山本裕典)など、一癖も二癖もある個性的なライダーたちが登場し、それぞれの思惑や悲劇を抱えながら戦いを繰り広げます。
特に、ZECTを追放された矢車想(演:徳山秀典)と影山瞬(演:内山眞人)が変身する「地獄兄弟」こと仮面ライダーキックホッパーとパンチホッパーは、作品に異彩を放つ存在として強烈な印象を残しました。
作品を盛り上げる曲たち
「力への意志」を歌う主題歌「FULL FORCE」 本作のエンディングテーマ「FULL FORCE」の歌詞には、哲学者ニーチェが提唱した「力への意志」の哲学が凝縮されているという考察があります。歌詞の「FULL FORCE 昨日より速く 走るのが条件 自分の限界いつも 抜き去って行くのさ」という部分は、「過程を加速させる」加速主義的な思想が反映されており、人間が「超克されるべき過渡的な存在者」であり、「超人」を目指すべきというニーチェの思想と重なります。また、「喜びは、力の感情のあるところで現れる。幸福は、力と勝利で意気揚々とした意識のうちにある」というニーチェの言葉のように、ライダーたちが強さへの自信を掴み、世界が「力」として感じられる様を描写しています。
作品の特徴
『仮面ライダーカブト』の映像表現と制作背景 『カブト』は、地上デジタルハイビジョン放送時代への対応として、映像の画質がフィルム的な粒子感のあるものへと本格的に変化した作品でもあります。また、主人公をはじめ多くの登場人物が料理を作る描写が多数採り入れられ、公式サイトでは劇中料理のレシピが紹介される「まかない」コーナーが設けられるなど、「料理」が大きくクローズアップされたのも特徴です。暗く重くなりがちなストーリーを和らげるため、不条理でシュールな展開を含むコメディの比重も高く、以降の平成ライダー作品にも影響を与えました。
20周年を迎える今、新たな動きも?
2006年の放送開始から間もなく20周年を迎える『仮面ライダーカブト』。玩具売上も好調で、特に終盤に登場するキックホッパーとパンチホッパーのデザインは高い評価を得ています。最近では、当時の監督である石田秀範さんや、キャストの加藤和樹さんと佐藤祐基さんのSNSでの動きから、もしかすると新作映像作品が制作されているのではないかとファンの間で大きな話題になっています。
全話観て感じた良かった点・気になった点
ということで全話観終わった俺の感想をば
良かった点は「とにかくカッコいい!!」これにつきますね✨
ライダーのデザイン・キャストオフ・クロックアップ・必殺技これらが非常にクールでスタイリッシュだと改めて感じました。
全ての仮面ライダー作品の中でもトップクラスのかっこよさだと思いますね😄
逆に気になった点は「話が独特過ぎるところ」がちょっとキツイかなと思いましたね。
いい意味でも悪い意味でも平成ライダーというか、シュールなギャグや演出なんかが、かなり好き嫌い分かれるなと🤔
個人的には地獄兄弟とか正直う~むとは思っちゃったかな、キックホッパー・パンチホッパーは好きなんだけどね😅
まとめ
ということで今回は仮面ライダーカブトの紹介と感想をお送りしました。
『仮面ライダーカブト』は、「クロックアップ」に象徴される“加速”と“最強”の追求、そしてワームやネイティブとの戦いを通じて「真の強さとは何か」「人間とは何か」を問いかける、奥深い作品です。ぜひこの機会に、「天の道を往き、総てを司る」男、天道総司の戦いを、そして『仮面ライダーカブト』の世界を体験してみてください!
てなわけで以上しょうきでした✨
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