東京都町田市の女性殺害事件で逮捕された桑野浩太容疑者(40)の両親が取材に応じました。
この取材により、桑野浩太容疑者の人間像が明らかになりました。
本記事では、桑野浩太容疑者はどんな幼少期だったのかを紐解いていきます。
容疑者の親が取材に応じた

2025年10月2日(木)桑野容疑者の両親がメディアの取材を受け、息子について「なんて恐ろしいことをしてくれたんだ」などと、話しました。
父親は、兄からの連絡で事件を知り、「もう愕然(がくぜん)としましたよ。何も言えないというか、ごめんなさいという問題じゃないから」と語りました。
涙を流しながら「罪のない人の命を奪ってしまい、申し訳ない」と謝罪した上で、同容疑者に対し「どうして間違った選択をしてしまったのか。罪を自覚して、償ってほしい」と話した。
桑野容疑者の幼少期はどんな子だった?

両親によると、桑野容疑者は「幼い頃から口数が少なくおとなしい子」「自分の思いを言葉にするのが苦手で、人間関係を築くのが難しかった」と語りました。
高校時代にはいじめを受けており、大学では友人に誘われて入ったアメリカンフットボール部で張り切る姿を見せていたものの、体格的な問題で退部し、その後は次第にふさぎ込むようになった。
桑野容疑者の高校時代の同級生は「いつもクラスで一人でいておとなしい。他の人のことを話したことがないと思う。あまり見たことがない」と語り、「怒ったらカッとするようなところは?」と取材陣の質問に「ない、見たことがない」とのことです。
卒業後に就職した食品関係の会社では、上司とうまくコミュニケーションを取れず休職を経て3年ほどで退社し、その後は派遣社員として働いていました。
取材陣と桑野容疑者の父とのやり取り
- 最近、連絡を取ったのは?
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9月の頭に妻がとった『ちょっと今年は来られない』と。
- それは電話?
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メール。シフトの問題だと思うが、元気なさそうだし、気になっていた。
- 相談は?
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普段、親に相談することはない。難しいんだな、人づきあいが。自分から問題解決をしようとして、相談をするとかはない
年に2~3回、実家に帰った際、仕事について「つらい」「しんどい」などと漏らすこともあり、今年は当初、9月に帰る予定だったが、休みが取れなかったとして今月は帰ると約束していたところで事件が発生しました。
桑野容疑者の不満

警視庁によりますと、桑野容疑者は調べに対し自身の生活の中で不満があったと言い、「行政や民間サービスなどで冷遇されたと感じた」という趣旨の話もしていて、「怒りよりも絶望感があった」と話しているということです。
それ以外にも以下の不満を抱えていたそうです。
- 自宅前にゴミがあった。
- 自分にだけ宅配物が届かないなど、日常の些細なことにも絶望感があふれていた。
これに対し容疑者の両親は、「仕事はきついって。最初は、そんなでもなかったけど、年齢的にどんどん課せられるでしょ、重圧はあったと思う」「都合の悪いことがあると避けちゃう。被害者意識が高いのかもしれない」と語りました。
まとめ
今回は、桑野浩太容疑者の幼少期と人間像について深堀しました。
桑野容疑者の人間像は以下の通りです。
- 幼少期は口数が少なく、人間関係を築くのが難しかった。
- 高校時代はいつも一人で大人しく、いじめを受けていた。
- 大学ではアメリカンフットボール部で張り切る姿を見せていたが、体格的な問題で退部し、次第にふさぎ込むようになった。
- その後就職した会社では、コミュニケーションを取れず退社し、その後は派遣社員をしていたが、日常で不満を抱くようになり犯行に至った。
今回の桑野容疑者の犯行に両親は、「罪のない人を巻き添えにするようなことをする人間だと思ってなかった」「あんな残酷なことになる前に、立ち入ることができなかった」と語ったそうです。



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