11月6日に、マッサージ店で働いていたタイ国籍の12歳の少女が保護されました。
このマッサージ店経営者の細野正之容疑者(51歳)とホームジャン・ギタヤポーン容疑者(32歳)ら2人が逮捕されました。
少女は約1カ月のうちに約60人の客を相手にさせられていたことが、警視庁への取材でわかりました。
本記事では、現時点で判明している事件の概要をまとめました。
細野正之容疑者らがタイ国籍12歳の少女を働かせてた!

細野正之容疑者とホームジャン・ギタヤポーンら2人が、今年6月から7月にかけて経営する東京・文京区のマッサージ店で12歳のタイ国籍の少女を雇い、性的な行為をさせた疑いで逮捕されました。
少女は母親と来日してその後母親は帰国し、店が借りた部屋に少女は寝泊まりをしながら働かされていたということです。
少女の売り上げ約62万7千円は、店の経営者の男や母親側にわたっていたとのことです。
マッサージ店で人身取引が行われていた

警視庁は細野容疑者らの認否を明らかにしていませんが、背後に組織的なブローカーがいるとみて捜査しています。
国連で採択された「人身取引議定書」によると、
性的搾取や強制労働、臓器摘出を目的にし、暴力や脅迫といった手段で人を引き渡す行為を「人身取引」と定義する。被害者が18歳未満の場合は手段を問わず人身取引とみなされる。
このような人身取引は海外だけではなく、ここ数年日本にでも行われていることが判明しています。
少女の母親が命令した?

少女の警視庁への説明などによると、
- 少女はタイで妹と祖父母と暮らしながら、公立中学校に通っていた
- 母親は性的サービスを伴う「出稼ぎ」の仕事をしており、普段は離れて暮らしていた
- 母親と6月27日に一緒に来日しその後、店で性的サービスをやらされていた
- 少女は性的サービスの知識がなく仕事を拒否していたが母親の指示に従わざるを得なかった
- 母親は7月11日に1人で出国した
少女は8月に店を辞め、それ以降は母親から紹介された都外の店で性的サービスを伴う仕事をしていた。
少女は次第に、母親が迎えに来ることはないと思い始めて9月中旬にタイに帰りたいと思い、東京都港区の東京出入国在留管理局に向かったそうです。
入管では捕まる覚悟で「タイに帰りたい」と申告したという。
まとめ
今回は、文京区のマッサージ店で12歳タイ国籍少女を保護した事件で、現在判明している情報をまとめました。
警察では、現在逮捕された2人の容疑者を取り調べている最中です。
このタイ国籍の少女が無事に生まれた国に帰れることを祈るばかりです。





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