みなさんどうも、しょうきです。
2025年の夏、公開と同時に話題をさらった映画『大長編 タローマン 万博大爆発』はもう観ましたか?

https://taroman-movie.asmik-ace.co.jp
上映が始まるやいなやSNSには「なんだこれ!」「でたらめすぎて最高!」といった感想が次々と並び、劇場によっては満席が続くほどの盛況ぶりを見せています。
小さな深夜番組から生まれたこの作品が、どうしてここまで多くの人を惹きつけるのか?
今回はその理由を考察してみようと思います。

最後には『タローマン情報』もあるよ。
▼本ブログのタローマン記事はコチラ




タローマン映画が高評価を得る理由とは?


でたらめを突き抜けた独自の世界観
最初に触れたいのは、やはり「でたらめ感」です。
もともと『タローマン』はNHK Eテレで放送された5分枠の番組が原点でした。
昭和の特撮番組をパロディ化したような作りで、ストーリーは唐突、演出はチグハグ。
それが逆にクセになり、深夜にもかかわらずじわじわと人気を集めました。
映画版ではその“でたらめ”がさらにパワーアップして、特撮風のミニチュアや紙芝居、さらにはアニメーションまで飛び出し、次に何が来るのかまったく予想できない。
スクリーンの前で「え、そう来るの!?」と驚かされる連続は、他の映画ではなかなか味わえない体験です。



映画を観て思わず「なんだこれは!」と何度もツッコミを入れました。
岡本太郎の思想が生むメッセージ性
ただの珍作で終わらないのが『タローマン』の面白いところ。
背景には芸術家・岡本太郎の思想がしっかり根を張っています。
「自分を崖から突き落とせ」「怖かったら、そこに飛び込め」
劇中で繰り返し響く彼の言葉は、笑いながら観ているはずの観客に妙な説得力を持って突き刺さります。
でたらめに見える映像の中に、不思議なほど力強いメッセージが埋め込まれている。



そこがこの映画の大きな魅力であり、『人間賛歌』を感じました。
観終わった後「なんだか自分も一歩踏み出してみようかな」と思わせるのは、この思想が効いているからだと思います。
懐かしいのに新しいレトロフューチャー


作品の舞台は「昭和100年の2025年」という設定。
空飛ぶクルマや透明のチューブが張り巡らされた都市など、昭和の人たちが夢見た未来像がそのまま映像化されています。



この“レトロフューチャー”な世界は、
観る人によって印象が違うんですよね。
ある人には懐かしさを、ある人には異様さを感じさせる。
SNSを見ても「子どものころに絵本で見た未来を思い出した」「不気味なのにワクワクする」といった声が多く、その独特の雰囲気が作品の個性を際立たせています。
タローマン映画が広まった背景


カルト的人気から一般層へ拡大
『タローマン』は最初から大作として作られたわけではなく、ほんの小さな深夜番組から始まりました。
だからこそ、熱心なファンが「このカオスをもっと多くの人に知ってほしい」と口コミで広がりました。
やがてネットでネタとして拡散され、コラ画像やファンアートも次々に生まれ、気づけば「知る人ぞ知る」存在から「誰もが話題にする」存在へと変わっていきました。
映画版はそうした盛り上がりの熱をうまく受け止め、ファンだけでなく初めて観る人でも楽しめる作品になっています。
「観て確かめたい」と思わせる体験型映画
『タローマン』は説明を聞くだけではその魅力が伝わりにくい映画ですが、だからこそ「とにかく観てみて」という口コミが強い力を持ちました。
ネタバレを知ってしまっても「あのシーンを自分の目で確かめたい」という気持ちがむしろ高まりました。



映画そのものが一種の“体験型コンテンツ”になっているんですね。
観客一人ひとりの「なんだこれは!」という感覚こそが、最大の宣伝効果になっているのです。
タローマン映画の魅力を支える不思議なギャップ
この映画を観た人の感想でよく目にするのが「笑ったのに心に残った」という言葉。
でたらめで荒唐無稽なはずなのに、なぜか感動してしまう。このギャップこそ『タローマン』の魔力だと思います。
制作者たちがふざけているように見えて、実は本気で「でたらめ」を突き詰めている。
その本気さが観客に伝わり、ただのパロディではない深みを生んでいます。
映画のマイナス意見


逆に、この映画自体の批判的なコメントも調べてみました。
- 「長すぎ・くどい」
本作は逆に“終わらないレトロ感CM”のようで辛かった。長いし、説教じみた歌もダサくてしつこい。映画というより、ただの「尺の長いプロモーションビデオ」と感じた。展開が痛々しく、「帰りたくなった」作品だった。 - 「演出・表現が行き過ぎて疲れる」
70年代風の演出が行き過ぎていて、台詞回しやポーズにも飽きてしまう。「長編でやられると…鼻についた」との声もありました 。 - 「テンポが慌ただしすぎる」
「全編『何だこれは』だった…想像以上に…。」と評価した方も。心地よい緩急がなく、物語が慌ただしく進むため、疲れや“シュールさ”に拍車がかかってしまったと感じられたようです。
あのシュールで独特な世界観が観る人にとっては苦痛に感じてしまうのでしょうね。



「話題になっているから」ということで、
初めて見た人は口がポカンと空いてしまうかもしれませんね。
あとがき:タローマン映画が評価される本当の理由
『タローマン』がここまで評価されているのは、奇抜だからとか、珍しいからという単純な理由ではありません。
- でたらめを突き抜けた演出
- 岡本太郎の思想が宿る力強いメッセージ
- 懐かしくも新しいレトロフューチャー表現
- カルト人気から口コミで広がる熱量
これらが組み合わさり、観客に“ただの娯楽以上の体験”を与えているからです。
笑えて、驚けて、そしてちょっと勇気をもらえる。
そんな映画はなかなか出会えません。『タローマン』はまさに、でたらめの裏に本気があるからこそ評価される作品なのです。
そしてそんなタローマンの映画は衰えることを知らず、さまざまなイベントが予定されています。



応援してはいけない応援上映ってなんだよw
まだまだ勢いを増す『タローマン』今後も見逃せませんね。
ということで以上しょうきでした✨
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