どうも、しょうきです✨
つい先日、市町村で行っている「若年健康診査」を初めて受けてみました。
結果は「痩せましょう」だけでその他に異常は無かったですが、20代・30代の皆さんの多くは普段自分の健康について真剣に考える機会は少ないかもしれません。

まだ若いし、特に自覚症状もないから大丈夫!
と俺も思っていましたw
しかし今回の健診を通して、若いうちから自分の体と向き合うことの重要性を痛感しその経験と皆さんにぜひ知ってほしい「若年健康診査」についてお話ししたいと思います。
それではいってみましょう👍
なぜ「今」健康診断が必要なのか?

健康診断は40歳からでしょう?
と思っている方もいると思います。
確かに国の「特定健康診査」は40歳から74歳を対象としています。
しかし生活習慣病の発症リスクを高める習慣は、すでに20代・30代といった若年期から始まっていると言われているそうです。
例えば、40代でメタボリックシンドロームと診断される人のうち女性で20~50%・男性で50~70%は20~30代からすでに兆候が見られます。

つまり症状がないからといって放置していると
将来の大きな病気につながる可能性があるのです😱
また健康保険組合の調査では、IT業界の若年層に特定保健指導対象者の増加や脂質異常症傾向が見られ、デスクワークや在宅勤務が多い働き方が影響している可能性も指摘されています。
若年層は自身の健康への問題意識が低い傾向にあるため、早期介入が重要とされており生活習慣を改善することで将来の医療費増加を防ぐことにもつながります。
「若年健康診査」は、まさにこの「まだ若いけれど、将来のために一歩踏み出す」ための制度なわけす!
「若年健康診査」ってどんな健診?

多くの自治体が「若年健康診査」という名称で、20歳から30代の若年層を対象とした無料の健診を実施しています。
特に、職場や学校で健康診断を受ける機会がない方・自営業や非正規雇用の方・子育て中の主婦の方などが主な対象です。
健診の目的は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目し、将来の生活習慣病の発症リスクを軽減することです。
基本的な検査項目は以下の通りです。
- 身体計測
身長、体重、BMI、腹囲を測定します。腹囲は内臓脂肪型肥満を調べるために特に重要です。 - 血圧測定
高血圧は自覚症状がないことが多いので、定期的なチェックが不可欠です。 - 尿検査
尿糖、尿蛋白などを調べ、腎臓や尿路系の病気の兆候を把握します。 - 脂質検査
中性脂肪、HDL(善玉)、LDL(悪玉)コレステロールなどを測定し、脂質代謝異常のリスクを評価します。 - 血糖検査
空腹時血糖、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)などを測定し、糖尿病のリスクを評価します。 - 肝機能検査
GOT、GPT、γ-GTPなどを測定し、肝臓の状態を調べます。アルコールや食生活の影響が出やすい項目です。 - 腎機能検査
尿酸、クレアチニンなどを測定し、腎臓の機能を評価します。

自治体によっては、医師の判断により心電図、眼底検査、貧血検査が追加されたり、胸部エックス線検査が含まれたりすることもあります。
若年健康診査を受けてみた体験

今回はウェブから申し込みを行いました。
ウェブでの予約は手軽で忙しい方でも隙間時間に申し込めるのが良いですね😊
自治体によっては、市役所や保健センターでの集団健診または提携医療機関での個別健診 のいずれかを選べます。
申し込みをしてしばらくすると封筒が送られて、その書類の中に記載している病院の中から選ぶことになります。

病院によってはウェブもしくは電話での予約となります。
当日は、送られた問診票(記入済)と身分証明書(マイナンバーカードor保険証)とその病院の診察券を持って行くことになります。
健診自体は非常にスムーズで身体計測・血圧測定・採血・尿検査等の基本的な項目を順番にこなしていきました。
それぞれの検査で担当の方が丁寧に説明してくださり、安心して受けることができました👍
トータルで1時間ほどで終わったので、思ったよりも手軽に受けられる印象ですね。
健診費用は自治体の補助により無料なのでこれが一番の魅力だと感じます。

費用がネックで健診をためらっていた方にとっては大きなメリットでしょうね
若年層が健診を受ける上での課題と、自治体の工夫
若年層が健診を受けない理由としては、様々な理由があると思います。

仕事や家事が忙しい

病気が見つかるのが怖い
その他に「定期的に通院している(ただし生活習慣病とは限らない)」「健康に自信がある」「費用がかかる」などが挙げられています。
特に子育て中の女性は、「子育てで余裕がない」「健診日程の制約」「託児が難しい」といった理由で受診しづらい実態があります。
しかし、自治体はこうした課題を解決するため、様々な工夫を凝らしています。
- 無料化
先述の通り、費用のハードルを下げる取り組みです。 - 受診方法の多様化
電話やウェブでの予約を導入し、利便性を高めています。 - 時間・場所の選択肢
平日日中だけでなく、夜間や土日に受診できる会場を設けたり、市内の指定医療機関での個別健診を可能にしたり と、忙しい方でも利用しやすいように配慮されています。 - 託児サービス
小さなお子さんがいる方向けに、託児付きの健診会場を提供している自治体もあります。武蔵野市は具体的な託児の有無までは記載していませんが、子育て中の女性の健診受診を促すために「子連れでも安心して健診ができるメッセージ」の発信が重要と指摘されています。 - 同時受診の促進
女性の場合、若年健康診査と同時に子宮頸がん検診などを受けられるようにしている自治体もあります。これは、子育て中の女性にとって「がん検診とセット」で受けられることが受診のきっかけになるという研究結果も出ています。 - ICTの活用
一部の自治体では、自宅で少量の血液を自己採取して検査できる「スマホdeドック」のようなサービスを提供し、結果をスマートフォンで手軽に確認できるようにするなど、若年層に慣れ親しんだ方法での健康管理を推進しています。

気軽に受信しやすい工夫をしてくれてますね✨
若年層の健康における重要なポイント(と注意点)

若年健康診査の検査項目は生活習慣病予防が主ですが、この年代には特有の健康課題があります。
大学の健康診断に関するガイドライン も、若年層の健康管理について示唆を与えてくれます。
- 食習慣
朝食欠食は将来のメタボリックシンドロームと関連があるとされています。 - 飲酒喫煙
アルコールの過量摂取や喫煙は、将来の様々な疾患リスクを高めます。健診での問診や教育・啓発が推奨されています。 - 睡眠
睡眠時間が5時間未満であることは、精神疾患や身体疾患の発症と関連している可能性が指摘されています。 - メンタルヘルス
若年女性において最も多い健康問題の一つがメンタルヘルスです。うつ病のスクリーニングも提案されていますが、その後の適切なサポート体制があることが前提となります。 - 痩せ
肥満だけでなく「やせ」も健康問題となりえます。過剰なダイエット努力による体調不良も懸念され、BMIが18.5kg/m2未満の場合のスクリーニングが提案されていますが、摂食障害など精神的問題への配慮が不可欠です。健康保険組合や産業保健スタッフは、この「やせ」の問題を十分に把握できていないという調査結果も出ています。
ただし、ここで一つ重要な注意点があります。
健康診断には、メリットだけでなく「過剰診断」というデメリットが存在する場合があります。
過剰診断とは、放置しても症状が出たり、命に関わったりしない病気(がんなど)を見つけてしまい、その結果、不要な検査や治療を受けてしまうことを指し、これにより身体的・精神的・経済的な負担が生じる可能性があります。
特に甲状腺がんの集団スクリーニングは、若年者において死亡率減少の利益が確認されておらず国際機関も「害が利益を上回るため推奨しない」との見解を示しています。
また乳がん検診のマンモグラフィは40歳以上では死亡率減少効果が確認されていますが、40歳未満ではデメリットがメリットを上回るため推奨されていません。
胸部X線による肺がん検診も、国際的にはその有用性が否定されている場合があり、過剰診断の指摘があります。

俺の受けた若年健康診査は、これらの高リスクながん検診を基本的な項目には含まず
あくまで生活習慣病の早期発見と予防に主眼を置いた健診でした。
そのため過剰診断のリスクは比較的低いと考えられます。
しかし皆さんが健診や検診を受ける際は、その種類や目的そしてメリット・デメリットについて医療者から十分な説明を受けご自身の状況に合わせて判断することが大切です☝️
健診結果と今後の活用

結果を受け取ったら必ず内容を確認し必要に応じて医師や保健師から具体的な健康指導やアドバイスを受けましょう。
健診結果は受診から数週間後に郵送で届いたりオンラインで確認出来ます。

俺の場合は2週間後に再び病院に行き先生から話すパターンでした。
健診結果は「点」ではなく「線」で見るのが重要です。
今年の数値だけでなく、去年の結果と比較して経年での変化に注目し自身の生活習慣と照らし合わせながら振り返ることが大切です。
まとめ
「まだ若いから大丈夫」という考えは時に将来の健康リスクを見過ごすことにつながりかねません。
若年健康診査は無料で手軽に自分の健康状態を把握し、将来の病気予防へとつながる貴重な機会です。
ぜひこれを機に皆さんもお住まいの自治体の「若年健康診査」について調べてみてください。

ネットで「市町村 健康診査」と検索すれば、すぐ見つかるはずですよ。
自分の体と向き合うことは、未来の自分への最高の投資になるはず!
そして将来の自分の健康のために一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
ということで以上しょうきでした✨
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